2019年3月10日日曜日

構成美の要素とは

さまざまなものの形、色や材質などをそれぞれ「要素」といいます。そしてそういったものを作り出すことを「構成」といいます。美術ではこれらを盛んに利用して絵やデザインがつくられています。すでに絵を描いている人は、ほとんど意識しないで使っている手法ばかりです。

形や色を組み合わせて、並べたり組み合わせたりして絵画、彫塑、デザインを作るための重要なものばかりです。

ここでは色面の構成美の要素についていくつか紹介します。

対称(シンメトリー)
小学校や中学校の数学の図形のところで出てきた線対称や点対称のことです。美術では左右を対称にしたり、180度回転させたりすることで生じる効果を利用します。
シンメトリー

律動(リズム)
色や形などが連続して変化していく様子を描いたり、③のリピテーションの繰り返しの一部を工夫して動きや変化を加えたりして表します。
リズム

繰り返し(リピテーション)
基本的な形を画面上に配置して画面全体に変化が出るように工夫して並べます。
リピテーション

階調(グラデーション)
よく使う色面の技法のひとつで、色や形をある基準で変化させていくものです。特に色を段階的に変化させていくものが使われます。
グラデーション

対比・対立(コントラスト)
反対の形や色を組み合わせることで、いずれも引き立て合う効果をねらう表現です。
コントラスト

比率・割合(プロポーション)
大きさや形を縦横の比や大きさを組み合わせて表現します。
プロポーション

強調(アクセント)
単調な構成をある一部分のみ色や形を変化させて、注目させて全体に締まった感じにする効果を出ます。
アクセント

つり合い(バランス)
形や色を組み合わせて左右は違うけれども、つり合いが取れている状態をつくります。左右が全く同じなら①の対称になります。
バランス




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