2019年8月30日金曜日

鉛筆デッサン練習問題

鉛筆でデッサンするときの方法の練習問題です。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢があるときには、正しい方を選ぼう。

デッサンは、モデルや対象となるものの形や質感、(①明暗 動き)を、( ② )や木炭などの画材を使って、線描で表現する技術です。

対象をよく見て、正確に形や明暗を表現していきます。その際に明暗を表すには、線の( ③ )を考えて描きます。薄いタッチですと(④濃い 淡い)色を表現できます。

徐々に(⑤淡い 濃い)色で表現したい場合には、線描の方向を変えて余分に線を加えて引いていきます。

このように線を引く方向を縦だけ、縦と横、斜めを加えるという風にしていくと、濃淡の( ⑥ )(階調)をつくることができます。

影の表現や光の当たっている場所を見極めることは対象の特徴を捉えるうえで大切です。

ものによっては、透明なもの、柔らかなもの、光を反射するものなど、デッサンで表現するうえで工夫の必要なものもあります。


答え ①明暗 ②鉛筆 ③向き ④淡い ⑤濃い ⑥グラデーション 


2019年8月28日水曜日

構成美の要素練習問題(その2)

構成美の要素に関して練習問題を作りました。理解の確認に使ってください。

問1.つぎの(A)~(C)の構成美の要素のグループ
(A)ハーモニー
(B)リズム
(C)バランス

について、下の①から⑥の要素は(A)~(C)のどれに当てはまりますか。(A)~(C)の記号でぞれぞれについて答えよう。

グラデーション
シンメトリー
アクセント
リピテーション
コントラスト
プロポーション

答え ①B ②C ③A ④B ⑤A ⑥C

問2.問1の(A)~(C)について、つぎの文はそれぞれどれに該当しますか。(A)~(C)の記号で答えよう。

ある規則で色や形が変化や繰り返す様子をえがいたもの。
2つ以上の事象が調和したり、引き立て合ったりしているもの。
2つ以上の事象が釣り合いをもっているもの。


答え ①B ②A ③C


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2019年8月27日火曜日

絵を描く道具練習問題

絵を描くには様々な用具があります。今日はおもな筆やペンについての練習問題です。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢のある場合には正しいほうを選んで入れよう。

鉛筆
まず、デッサンやクロッキーを行うとすれば鉛筆を使うことが多いと考えます。(①2B~4B 2H~4H)ぐらいのやわらかめの鉛筆がデッサンには向いています。

消す際にはプラスチック製の消しゴムや練りゴムを使います。練りゴムとは形が変えられる消しゴムです。デッサンと言えば、本格的には木炭(木を蒸し焼きにして炭にしたもの)で描くことがあります。そして消す際にはパンの白い部分を使うこともあります。鉛筆で黒く描いた後を消しゴムでとると、(②明る 暗)い部分を表現することができます。

鉛筆で描く際には、クロッキーの場合には短時間(数分~数10分間)で描きますからあまり(③大まか 細か)な形にはこだわらず、大胆に描くようにします。その際に鉛筆を(④習字 水彩)筆をもつようにして描きます。

鉛筆は太さや濃さを自由に変えることができますので、様々なスケッチに用いることができます。色の(⑤濃淡 タッチ)や調子、物の材質感なども表すことができます。

ペン
ペンは細書き用のペンをよく用います。消すことはできませんから、鉛筆以上に思い切って描くようにします。影の部分や暗い部分には(⑥糸 斜線)を引くなどして濃淡で表します。(⑦柔らかい 硬い)感じの細い線になります。

材質として竹や木を使った( ⑧ )ペンや割りばしペンなどもあります。その場合にはインクをつけながら描きます。

パステル
幼稚園や小学校でよく使った(⑨クレヨン 墨)は、油などで顔料を練って固めて使いやすくしたものです。それに対してパステルは顔料に少量だけアラビアゴムを加えてあります。したがって、パステルは紙にのせても鮮明な色がそのままのります。しかし、剥落しやすいので定着させる必要があります。紙の上で重ねたり、塗ったり、ゆびでこすったりすることが可能です。

独特な味のある線が得られます。

習字用の筆や水彩用の筆だけで、絵を描くことができます。水をしみこませてにじませたり、ぼかしたりさまざまな技法を使うことで、思いがけない効果を得ることができます。慣れてくるとあらかじめ、予想されたようににじませたりぼかしたりすることができるようになります。

濃淡や太さを自由に変えることができます。一般に(⑩やわらかい 硬い)線が得られます。

答え ①2B~4B ②明る ③細か ④水彩 ⑤濃淡 ⑥斜線 ⑦硬い ⑧竹 ⑨クレヨン ⑩やわらかい

2019年8月16日金曜日

静物画練習問題2

静物画についてさらに問題を作りました。

1.静物画に関する次の問いに答えよう。

(1)絵を描く際の「題材」をカタカナで何といいますか。

(2)(1)の題材を配置することを特に漢字2文字で何といいますか。
(3)次のうち、(2)の「題材」の配置について注意することを記号で選ぼう。
 ①題材を自然にとくに意図せず並べるとよい。
 ②まずは題材の素材や形状の違いを明らかにするためにを横一直線に並べて描くとよい。
 ③題材について安定感を重視して配置するとよい。

(4)題材の質感を出すためには、どのような注意点が必要ですか。次の文の( )に適当な語句を入れよう。

 題材の質感を表現するためには、窓から入ってくる( ① )について題材に対して、最も明るい部分にどのようなあたり方をしているか観察します。そして同時にその反対側には( ② )ができているはずです。それもよく観察して描くようにします。すると題材の質感を表現できます。


答え (1)モチーフ (2)構図 (3)③光 (4)①光 ②影

2019年8月11日日曜日

仏像の鑑賞練習問題

仏像の鑑賞に関して練習問題を作りました。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。

仏像は日本に伝わる前から( ① )の教えに付随して、( ② )各地に広がっています。したがって、日本に伝わってから、日本独自の文化の影響を受けて洗練されてきました。

仏の形をこのようにも多様で、さまざまに表現することが可能なのかと思うことがあります。そして共通するのは仏の姿からさまざまな思いが伝わってくることです。

作り手や( ③ )する人々の間で、歴史を経て連綿と伝えられてきたということに、時間の流れを感じるとともに、仏像を通じて人の心の中の思いの共通性をも感じることができます。

皆さんも身近な地域にあるお寺や博物館、美術館の仏像を鑑賞してみましょう。どんな思いでその像が作られたのか、思いをはせてみましょう。

答え ①仏教 ②アジア ③信仰 

2.有名な仏像をいくつか紹介します。それぞれ何という仏像で、何という寺の所蔵されているものか答えよう。

(1)
飛鳥時代の7世紀に作られた古い仏像です。聖徳太子の姿を移したともいわれています。7世紀に鞍作止利 (くらつくりのとり)の作とされています。国宝の銅像です。

(2)
奈良時代のこの像は8世紀に作られ、腕が6本、顔が3面ある姿です。皆さんぐらいの若い顔つきをしています。ふっくらしたほほに表情が真剣そのものです。国宝の乾漆像です。

(3)
この像は7~8世紀に製作されました。銅には鍍金されていました。製作当時はきらびやかだったことでしょう。白鳳時代のものです。均整のとれた像です。

(4)

平安時代の11世紀、仏師、定朝(じょうちょう)の作です。優しく穏やかな表情の仏像です。最も古い寄木造の像です。国宝の木造です。この像はとりわけ姿がよく、このあとしばらくこの定朝の仏像に似せた像がいくつも作られたといわれています。


答え (1)釈迦三尊像(法隆寺) (2)阿修羅像(興福寺)(3)薬師如来坐像(薬師寺)(4)阿弥陀如来像(平等院鳳凰堂)

2019年8月10日土曜日

種々のモダンテクニックの技法

様々な絵を描く表現に使う技法の紹介します。年賀状などにも使えますよ。

フロッタージュ
木の木目、石のざらざらした面、皮の模様を紙の上から鉛筆や色鉛筆などで塗ってその浮き出た模様を写し取る技法です。この技法をフロッタージュと呼びます。

コラージュ
様々な模様や文字の入った英字の新聞、包み紙やポスター、カレンダー、写真、雑誌などの一部を切り取り、貼っていき一つの作品にする貼り絵をコラージュといいます。張ったものの上へ、色を塗ったり、ニスやラッカーを塗ったり、絵を描いたり、文字を入れたりすると雰囲気が出ます。

デカルコマニー
絵の具を紙に置いていき、乾かないうちに折りたたんでできる模様を作品にします。こういった技法をデカルコマニーといいます。

マーブリング
油絵の具や墨を平たい容器に入れた水に流し込みます。表面に棒などで模様を描きます。流行したラテアートのようなふうに模様を描きます。水の表面に絵の具の模様ができますからそこへ紙を水面に置いてそっと引き上げますと、絵の具は紙のほうへ移し取られます。マーブル模様などが描けます。この技法をマーブリングといいます。

スパッタリング
紙の上で、網目の模様の金網やプラスチックなどに、絵の具をつけた歯ブラシなどをこすりつけます。すると細かな飛沫になって絵の具が飛び散ります。この技法ををスパッタリングといいます。私はこれで宇宙の星雲を入れたポスターを描きました。一部の写真をここに示しました。
この方法を進めたものにエアブラシといって専用の道具を使う方法があります。

スパッタリングI

スパッタリングII

ドリッピング
紙に絵の具たらします。乾かないうちに、その絵の具に息を吹きかけたり、紙を傾けたりして流れる模様を描きます。偶然様々な模様が描けます。乾いてから重ねていくこともできます。ドリッピングといいます。
ドリッピング


こういった技法を絵やイラストに加えると表現の幅が広がります。


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2019年8月3日土曜日

ポスターのまとめ

ポスターはさまざまな活動を宣伝したり、知らせたりするのにつかわれます。したがって多くの人に見てもらいやすく内容を理解してもらいやすいものとすることが必要です。

したがって美術の技法を使うことで、印象深く内容をつたえたり、つたえたいことを強調したりして効果をあげることができます。

(1)テーマを選ぶ
ポスターを作る際にこういった手順でつくっていくと効率よく作成することができます。
まず、テーマを決めます。そしてつたえたいことを選びます。学校や主張したいこと、社会のこと、町の催しなどテーマをはっきりさせます。

(2)資料収集
そしてテーマを決めたらその内容に関して資料を収集します。例えば写真や情報、そしてそのテーマの周辺の情報を集めてポスターづくりに生かします。



(3)アイデアスケッチ
(1)と(2)をもとにアイデアを自由にスケッチしていきます。この段階ではあまり固定的に考えず、連想して思い浮かんだことを書き出していきます。

4)キャッチコピー
ポスターではアイキャッチとなるキャッチコピーが重要です。目立つ位置と色でつたえたいことに関するキャッチコピーを考えます。

それと同時に、何を、いつ、どこで、何をなど催しならば必ず必要となる要素を漏らさず、整理してみます。

(5)レイアウト
(3)や(4)で構想した内容をどのように配置するか、効果的につたえるにはどのような位置がよいか考え実際に描いてみます。その際、配色などもおおまかに同時に考えていきます。

(6)下描き
(5)でまとまったものを下書きしてみます。この段階で荒い線や面だったものを、よりよい洗練されたものに徐々にしていきます。

(7)配色・彩色
(5)と(6)で絞ってきた構想図に関して本格的に配色を決定していきます。そしてひと通り配色し終えたところで確認します。


問題がないということならば彩色に移ります。広い面に当たる部分から着色していきます。場合によってはバックから着色することもあります。