2018年11月22日木曜日

粘土でつくるの練習問題

粘土による製作について学習した後、以下の問題で確かめをしましょう。

1.次の粘土製作に関する文の( )に適当な語句を入れよう。

粘土でさまざまな像をつくってみましょう。粘土のような形を自由に形作ることのできる素材を( ① )棒などに覆ってつくる像のことを( ② )といいます。

石や木を彫って作る( ③ )と比べて粘土の場合には自由に削ったり( ④ )たりできますので、加工が容易です。

答え ①心 ②塑像 ③彫像 ④足し

2.粘土にはおもに3種類あります。次の文は油粘土、水粘土、加工粘土のうちのそれぞれどれに関する文章ですか。それぞれ答えよう。

紙粘土や合成樹脂の粘土。扱いやすいです。
油で練ったもの。そのまま置いておいても固まることがありません。
細かい粒子の土です。乾燥するとひびが入りやすいです。

答え ① 加工粘土 ② 油粘土 ③ 水粘土

3.次の文の( )に適当な語句を入れよう。

粘土は( ① )の上で扱います。そして粘土を扱う際には手も使いますが、それ以外に( ② )を使います。心棒は針金や木材にしゅろ縄や( ③ )ひもを巻いてしっかりと作ります。

こうした縄は粘土の( ④ )をよくするために用います。そして心棒は粘土板にしっかり( ⑤ )します。

粘土のつけはじめは、あまり( ⑥ )いことにはこだわらないで、粘土を心棒にしっかりつけることを優先してつけて行くようにします。

つけた粘土の上に何度もへらで( ⑦ )をし直しながら、修正を加えます。足りないところには粘土をつけ、多いところはへらで( ⑧ )ます。

そして、向きや形、方向などを様々な位置から見て、部分と全体が( ⑨ )するように作っていきます。

粘土を扱うときには基本的に( ⑩ )ぐらいのかたさが一番使いやすいです。油粘土以外は水を加えてかたさを調節します。手にべたべたとついてくる粘土はやわらかすぎです。

製作の途中の像は( ⑪ )を巻きつけて、ビニール袋で覆い密封しておくと乾燥しにくいです。


答え ①粘土 ②へら ③麻 ④つき ⑤固定 ⑥細か ⑦デッサン ⑧削り ⑨調和 ⑩耳たぶ ⑪ぬれた布 

2018年11月19日月曜日

彫刻についての説明

年賀状に版画をやった人もいたかもしれません。ここでは主に木や石を彫る彫刻について説明します。

彫刻は大きく分けると、その技法によって2つの種類に分けられます。形が自由にできる可塑(かそ)性のある粘土などのような素材を、木や針金を心棒にして、紐などを巻きつけた上にぺたぺたとくっつけて製作するものを塑造(そぞう)といいます。それに対して石やのかたまりなどを彫ってある像を作ることを彫造といいます。

たとえば粘土でレリーフ(浮き彫り)を作る際に、粘土板に木片をくぎで打ち付けるは、粘土が落ちてしまわないようにするためです。

それから木などでレリーフを作る場合には、立体の持つ厚み奥行きなどが十分感じられるように、その表し方を工夫しながら製作する必要があります。

ここまでをまとめますと、
(1)塑造モデリング…骨組みに粘土など材料をくっつけていく方法。つけたリ取ったりなどの修正が可能です。大きな面で捉えていくことがポイントになります。


(2)彫造(カービング)…木や石などのかたまりを外から彫っていく方法。必ず途中で何度も離れて見て、バランスを考えます。次にどこを彫ればいいか印などをつけていくといいでしょう。彫りすぎると修正ができません。したがってあらかじめ、デッサンなどを繰り返して構想をしっかり練ったうえで、製作するとうまくいきます。

2018年11月16日金曜日

モダンテクニック練習問題3

モダンテクニックに関する問題を作りました。各技法の名前をその特徴とともに覚えましょう。

問1.次の問いに答えよう。
(1)紙に絵の具をたらす手法を何といいますか。

(2)スパッタリングの方法を短い文で説明しよう。

(3)マーブリングに使う絵具は、水の(①表面 ②中 ③底)におき、模様を描きます。

(4)紙に絵の具を置き、折りたたんで偶然できる模様を利用する手法を、次から選んで記号で答えよう。
 ①レタリング ②グラデーション  ③デカルコマニー ④シルクスクリーン

(5)コラージュの手法を説明した文としてふさわしいものを次の中から記号で選ぼう。
 ①石の上に絵の具を置き、水と油の反発の力を利用して行う版画手法。
 ②図や写真、絵などを切り取り、貼っていき、一つの作品にする貼り絵の手法。
 ③床のキャンバス上で、体に絵の具をつけて、そのうえで動いた様子を描く手法。


答え (1)ドリッピング (2)紙の上で、網目の模様の金網やプラスチックなどに、絵の具をつけた歯ブラシなどをこすりつけ、飛沫になって絵の具が飛び散らせる。(3)① (4)③ (5)②

2018年11月15日木曜日

色の練習問題2

色について練習問題をさらに作りました。

問1.次の問いに答えよう。

(1)色の中で色みのある色と、色みのない色をそれぞれ何といいますか。

(2)無彩色のうち、もっとも明るい色は何色ですか。

(3)色の3要素を三つとも答えよう。

(4)次の説明の表す言葉を答えよう。
 ①色の鮮やかさのこと。
 ②色あいのこと。 
 ③色の明るさのこと。

(5)純色に灰色の混ざった色を何といいますか。

こたえ(1)有彩色、無彩色 (2)白色 (3)彩度、色相、明度 (4)①彩度 ②色相 ③明度 (5)濁色


2018年11月7日水曜日

木彫をつくる

前日に説明した「木で作る工芸品」のところで説明した部分と一部で重複するかもしれません。

木や石を彫ることを彫造(ちょうぞう)といいます。前回の粘土で像を作る塑像(そぞう)と違って彫りすぎたからといってつけ足すことはできません。そこが彫造の少し難しいところかもしれません。

木を彫るときにはいくつか気をつけることがあります。木は自然のものですから、その材質は一様の性質ではありません。場合によっては節があったり、木目が詰まったところは堅かったりしてとても彫りにくいです。

しかしそれだけ木に独特の味わいが出せます。無事に彫り終えたときには作品に愛着が増すことでしょう。

木彫に使う木は、ヒノキ、クスノキ、カツラ、ホオ、サクラなどがよく使われます。彫りやすく手に入りやすいのと、いずれも木目などが美しいからです。

木彫は木づちとのみで彫り進めます。最初は大まかにあら取りをします。その際はのこぎりなどを使っても構いません。彫りの途中でも形を整えるためにデッサンをし直すこともあります。

木の場合気をつけないといけないことがあります。のみは刃表を彫り残す側に向けて使います。裏を使って彫ると木の木目に逆目になると刃が深く入りすぎます。ささくれをつくってしまいやすいので注意します。

木彫の場合はふつう、彫りあとの風合いを生かすためやすりがけなどはふつうしません。先日の木の工芸品の場合にはやすりがけをすることがありますが、この木彫の場合には彫り跡をそのまま生かすようにします。


したがって、仕上げに向かうにつれて、彫りを細かくして彫り出していきます。細かいところは彫刻等や切り出し刀を使って彫ると彫りやすいです。


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