2019年7月28日日曜日

水彩絵の具練習問題

水彩絵の具の使い方に関する練習問題です。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢がある場合には正しいほうを選ぼう。

(1)水彩絵の具は水で薄めて使います。通常は(①ビー玉 米つぶ)の大きさぐらいに絵の具を出したら、スポイドで水を5滴ほど加えてよく混ぜます。これを色塗りに使います。

この絵の具の濃さでしたら、重ねると下の色が(②見えなくなり 透け)ます。色の重なりを楽しむことができます。こうした塗り方を( ③ )描法といいます。

それに対して水の量を極力減らして、ごく少量の水に溶いて塗ると、下の色は透けて見えなくなります。この塗り方を( ④ )描法といいます。ポスターカラーや(⑤透明水彩 アクリル)絵の具ですと確実にこの塗り方ができます。

(2)重ね塗り
どちらにしてもきれいに重ね塗りをしたい場合には、ふつうは前に塗った色が(⑥乾いてから ぬれているうちに)塗り重ねます。すると色が混じらないで、色の再度を落とさないで重ねることができます。

(3)水彩画の用具
水彩絵の具で色を塗るときには( ⑦ )を使って色を出しておきます。色を混ぜるときは広い面を使って混ぜます。

混色した色を広い面で使いたい場合には、必要と思われる量よりも少し(⑧少なめ 多め)に作っておくと、途中でなくなって作り足すことをせずに済みます。作り足すとどうしても色を同じにすることがとても難しくなります。

筆は(⑨平 丸)筆を使うと、さまざまな線を描くことができます。それに対して(⑩平 丸)平筆の場合には、広く単一な面を塗るのに向いています。

水彩絵の具を使う際には必ず事前に筆洗にたっぷりの水を入れておきます。使うところを大きく分けられると色がにごりません。途中で色が水についてきたら面倒がらずに水を替えます。

答え ①米つぶ ②透け ③透明 ④不透明 ⑤アクリル ⑥乾いてから ⑦パレット ⑧多め ⑨丸 ⑩平

2019年7月22日月曜日

構図の取り方

絵を描くときの構図について説明します。

基本的にはどんな絵を描いても自由なのですが、その一方で安定感やバランスのある構図というものがあります。

たとえば、空と畑や林が広がっているいる風景があったとします。このときあなたは空と地面をどんな比率で入れるとバランスが取れると思いますか。

これも地面にあるもの次第ではありますが、基本的には地平線の位置を紙の半分よりも上にもっていったら地面が主役になります。

その逆に地平線を半分よりも下にもってくると、はるか遠くまで風景を見渡せるように、俯瞰(ふかん)気味に描くことになります。

どちらがいいというわけではありませんが、俯瞰気味に描くときに注意したいことは、遠景だけ描こうとすると、何か物足らない単調な絵になりがちです。

したがってそんなときは、近景の木を入れてみるとか、中景の家並みを入れてみるとか、縦方向にも変化があるように、そして距離感が表せるように描くと絵に面白みが出てきます。



したがって構図を決めるときは慣れないうちは、厚紙などで見取り枠(下図みとりわくみを作ってその中に描きたい実際の風景を入れてみるといいです。



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2019年7月18日木曜日

クロッキーの描き方

人物のクロッキーをするときは例えば10分間ポーズをしてもらって、そのポーズの特徴をつかむ練習をします。

細かいところは気にせず、人体の大まかな形の特徴をつかんで描きます。


コツとしては頭の大きさを決めたら、そのほぼ5~6つ分の体の部分があります。したがって頭を大きく描きすぎると全身を紙の中に収めることができません。


形がとりにくいときは、まず頭からちょうど布をかぶったように線をとります。その中に人物がいるようなイメージです。布が当たっている部分は飛び出ている部分です。


頭のてっぺん、肩、腕の一部などが布が当たる、つまり飛び出ている部分です。 それから腕の長さは両腕を横に広げた長さがちょうどその人の身長と同じ長さです。


こういった体の各パーツの長さをつかんで知っておくと便利です。 目や鼻などはその位置だけで、細かな部分はクロッキーでは描きません。


続けて練習していると、徐々に人物をかたまりで捉えることができるようになってきます。 そうなると時間を短くしていき、35分ぐらいで同じものが描けるようになってきます。

2019年7月14日日曜日

粘土でつくる その2

粘土でさまざまな像をつくってみましょう。粘土のような形を自由に形作ることのできる素材を心棒などに覆ってつくる像のことを塑像といいます。

石や木を彫って作る彫像と比べて自由に削ったり足したりできますので、加工が容易です。

粘土には、次に示すようなものがあります。
*油粘土:油で練ったもの。そのまま置いておいても固まることがありません。
*水粘土:細かい粒子の土です。乾燥するとひびが入りやすいです。
*加工粘土:紙粘土や合成樹脂の粘土。扱いやすいです。

粘土は粘土板の上で扱います。そして粘土を扱う際には手も使いますが、それ以外にへらを使います。心棒は針金や木材にしゅろ縄や麻紐を巻いてしっかりと作ります。

こうした縄は粘土のつきをよくするために用います。そして心棒は粘土板にしっかり固定します。

粘土のつけはじめは、あまり細かいことにはこだわらないで、粘土を心棒にしっかりつけることを優先してつけて行くようにします。

つけた粘土の上に何度もへらでデッサンをし直しながら、修正を加えます。足りないところには粘土をつけ、多いところはへらで削ります。

そして、向きや形、方向などを様々な一から見て、部分と全体が調和するように作っていきます。

粘土を扱うときには基本的に耳たぶぐらいのかたさが一番使いやすいです。油粘土以外は水を加えてかたさを調節します。手にべたべたとついてくる粘土はやわらかすぎです。

製作の途中の像はぬれた布を巻きつけて、ビニール袋で覆い密封しておくと乾燥しにくいです。

2019年7月12日金曜日

色についての練習問題

色についての練習問題です。

1.次の分の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢があるときは正しい方を入れよう。


美術の世界では多くの場合、色は主要な要素です。絵の具で塗る色だけでなく、映像や、自然の世界での色もさまざまです。

自ら光を出すもの、光を受けてその反射光を見ているものなど、光にもいろいろあって、その表現も多様です。そこで色の基本については美術では以下のようにまとめられます。

有彩色と無彩色
色の中で、色みの(①ある ない)ものを有彩色といいます。それに対して色みの(②ある ない)、灰色や黒、白などを無彩色といいます。

色の三要素
色には、彩度、( ③ )、明度の3つの要素があります。このことを( ④ )といいます。(1)~(3)にまとめます。

(1)彩度とは色の(⑤きめ細かさ 鮮やかさ)のことです。なかで
も( ⑥ )色の混じっていない( ⑦ )色が最も彩度が高いです。
(2)色相とは色あいのことです。(⑧有彩色 無彩色)にはこの色みがあります。
(3)明度は色の( ⑨ )のことです。

様々な色のグループ
純色に( ⑩ )色が混ざった色を濁色といいます。純色に( ⑪ )が混ざると明清色、純色に( ⑫ )が混ざると暗清色といいます。

(⑬有彩 無彩)色を色みが似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを色相環といいます。色相環の中でちょうど(⑭となり 反対側)にある色同士を補色といいます。

混色でできない色
色を混ぜてもできない色があります。それを三原色といいます。絵の具などの色料の場合には、黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)が色料の三原色になります。これらを混ぜていくと明度が(⑮高く 低く)なります。このことを減法混色といいます。

これに対して色光の場合には、赤(レッド)、青(ブルー)、緑(グリーン)を色光の三原色といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が(⑯高く 低く)なるので、加法混色といいます。


答え ①ある ②ない ③色相  ④色の三要素 ⑤鮮やかさ ⑥灰 ⑦純 ⑧有彩色 ⑨明るさ ⑩灰 ⑪白 ⑫黒 ⑬有彩 ⑭反対側 ⑮低く ⑯高く





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2019年7月10日水曜日

色のまとめ

色についてわかりにくい方が多いようです。もう一度まとめてみます。

美術の世界では多くの場合、色は主要な要素です。絵の具で塗る色だけでなく、映像や、自然の世界での色もさまざまです。

自ら光を出すもの、光を受けてその反射光を見ているものなど、光にもいろいろあって、その表現も多様です。そこで色の基本については美術では以下のようにまとめられます。

有彩色と無彩色
色の中で、色みのあるものを有彩色といいます。それに対して色みのない、灰色や黒、白などを無彩色といいます。

色の三要素
色には、彩度、色相、明度の3つの要素があります。このことを色の三要素といいます。(1)~(3)にまとめます。

(1)彩度とは色の鮮やかさのことです。なかでも灰色の混じっていない純色が最も彩度が高いです。
(2)色相とは色あいのことです。有彩色にはこの色みがあります。
(3)明度は色の明るさのことです。

様々な色のグループ
純色に灰色が混ざった色を濁色といいます。純色に白が混ざると明清色、純色に黒が混ざると暗清色といいます。

有彩色を色味が似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを色相環といいます。色相環の中でちょうど反対側にある色同士を補色といいます。

混色でできない色
色を混ぜてもできない色があります。それを三原色といいます。絵の具などの色料の場合には、黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)色料の三原色になります。これらを混ぜていくと明度が低くなります。このことを減法混色といいます。

これに対して色光の場合には、赤(レッド)、青(ブルー)、緑(グリーン)色光の三原色といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が高くなるので、加法混色といいます。


2019年7月8日月曜日

中間・期末テストのあとに

中間・期末テストが終わったら、ほっとして気分は部活やむかうのがふつうです。でもその前にわずかな時間でいいので、次回のテストに備えて学習方法の点検をしておきましょう。

なぜなら満足のいく点数だったならばいまの学習方法でいいですが、大方の人はまだ点数がとりたいと思っているでしょう。

今回の期末テストの対策が不十分だったところを思い出してみます。すると試験の前に学習するところの過不足がわかってくるはずです。

とくに実技教科については、直前にバタバタした人が多かったのではないでしょうか。そうなるとどうしても勉強は後手後手となってしまい、満足のいく結果につながっていかないことになります。

参考までに時間があるときに、姉妹ブログで点検してみてください。「中学実技教科のとびら」、「中学実技教科テスト対策ノート」、「高校入試・中学定期テスト対策ノート 」などです。

それらに学習法やテスト勉強に必要なことについて、いろいろな視点から取りあげています。

試験のない余裕のあるこの時期こそ学習法の見直しのチャンスといえます。


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