2017年4月22日土曜日

色をなるべく明るいまま混ぜてつくるには

例えば色鉛筆や絵の具のケースには24色や12色といった決まった色しかありません。でも、スケッチに出かけてみると、自然の色はその色に収まっていないことに気づくでしょう。

「うん、たしかにそうだ。」それでいろを混ぜて作ることになりますね。私のやっている絵の教室で、そのことに触れました。生徒の小学生(4年生~6年生)たちに、少ない色鉛筆だけで、アマガエルの色やコアラの絵に色を混ぜてつくってみようというテーマでやってみました。

最初に少しだけ説明してやって見せてあとは自分たちで工夫して色を混ぜて作りだすのです。コツと言えば色鉛筆を使う場合で説明しますと、最初は薄い色をのせます。そこへもう一方の色を色の調子を見ながら載せていきます。このようにすると、彩度をそれほど落とさずに、色をのせることができます。もとの色鉛筆の色をお互いに濃いままで混ぜようとすると、色が濁ってきます。濁色というのでしたね。「うん。たしか出てきた。」

このようになってしまうと絵の色が全体的に暗い感じになってしまいます。そこで、このようにして、混ぜたようで混ぜていない、すなわち点描画の画家たちが試みたような明るい混色による表現ができ上がります。

子どもたちもまさか、白と黒のはずのシャチを赤や緑、黄色などで描けるとは思っていなかったようで、それぞれの生徒たちのできあがった絵を、みんなの前に貼りつけて見せたときには「わぁ~」と歓声が上がりました。




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2017年4月14日金曜日

人物を描く

人物を描くときにはある程度、基本になることを知っておいたほうが描きやすいです。

人物は最も身近な対象ですが、なかなか手ごわいものです。なにしろ形が複雑に見えます。ところが人間のかたちはある程度規則的にできています。これを知っておくと、おかしなところの修正などが比較的容易にできます。

例えば、目はちょうど顔面の長さ(頭の大きさ)のちょうど2分の1のところにあります。目の下のまぶたの位置がちょうど2分の1のラインになります。

それから眉の上の位置は顔面の3分の1です。同じく、鼻の一番高い鼻先は上から3分の2のところです。

それから小学生の低学年の子供では4頭身半ぐらいですが、中学生の皆さんでは6~7頭身、大人では7頭身から7頭身半ほどです。

ある程度こうしたことを理解したうえで人物を描きます。すると、今度は、その人の性格や表情をよく観察してみます。うれしそうな顔、緊張した顔、そわそわした様子などを描き分けることができるようになると楽しいです。さらにその人の個性を描き分けられるようになるといいです。









2017年4月13日木曜日

ポスターのまとめ

ポスターは様々な活動を宣伝したり、知らせたりするのに用いられます。したがって多くの人に見てもらいやすく内容を理解してもらいやすいものとすることが必要です。
梅花

したがって美術の技法を使うことで、印象深く内容を伝えたり、伝えたいことを強調したりして効果的に伝えることができます。

(1)テーマを選ぶ
ポスターを作る際にこういった手順でつくっていくと効率よく作成することができます。
まず、テーマを決めます。そして伝えたいことを選びます。学校や主張したいこと、社会のこと、町の催しなどテーマをはっきりさせます。

(2)資料収集
そしてテーマを決めたらその内容に関して資料を収集します。例えば写真や情報、そしてそのテーマの周辺の情報を集めてポスター作りに生かします。



(3)アイデアスケッチ
(1)と(2)をもとにアイデアを自由にスケッチしていきます。この段階ではあまり固定的に考えず、連想して思い浮かんだことを書き出していきます。

4)キャッチコピー
ポスターではアイキャッチとなるキャッチコピーが重要です。目立つ位置と色で伝えたいことに関するキャッチコピーを考えます。

それと同時に、何を、いつ、どこで、何をなど催しならば必ず必要となる要素を漏らさず、整理してみます。

(5)レイアウト
(3)や(4)で構想した内容をどのように配置するか、効果的に伝えるにはどのような位置がよいか考え実際に描いてみます。その際、配色などもおおまかに同時に考えていきます。

(6)下描き
(5)でまとまったものを下書きしてみます。この段階で荒い線や面だったものを、よりよい洗練されたものに徐々にしていきます。

(7)配色・彩色
(5)と(6)で絞ってきた構想図に関して本格的に配色を決定していきます。そしてひと通り配色し終えたところで確認します。


問題がないということならば彩色に移ります。広い面に当たる部分から着色していきます。場合によってはバックから着色することもあります。