2018年2月25日日曜日

スケッチの注意点

スケッチを学校で行うことがあるでしょう。学校の周辺で素材を選ぶこともあるかもしれません。


日頃通学していて、学校までの道すがら、ここはいいなあとか、絵にすると面白いかなと周囲を観察して、絵の素材になりそうなところを探しておくこともいいです。


それから絵にする好適な場所は何より安全に絵を描ける場所かどうかということです。車が行き交うなかで絵を描くことはできません。集中してしまうと、車に注意が払えなくなるからです。


それから人ごみの中も同様です。人とぶつかったり、思わぬ危険があったりしかねません。


それから絵を描く画用紙に直接日が当たらないことが望ましいです。日陰で描ける場所が望ましいです。


そして絵の素材としてふさわしい個所は、近景、中景、遠景のバランスが取れていることです。


さらに遠景まで入れて角度にして30度(三角定規の一番尖っているところ)ぐらいまでの角度が美しいとされている角度です。これよりも見上げるようですと、圧迫感が強く、美しいと感じなくなる可能性があります。



2018年2月17日土曜日

クロッキーを描くポイント

人物のクロッキーの練習について説明します。ポーズは無理のないポーズにします。ポーズをするのも慣れないうちは大変なので、210分程度にしておいたほうがいいです。

例えば数分間ポーズをしてもらうとします。そのポーズの特徴を大きくつかむ練習をします。目や鼻など細かいところは気にしないで、体の大まかな流れを描きます。

頭の大きさを決めたら、そのほぼ6つ分の体の部分があると把握しておくことがポイントになります。したがって全身を入れるつもりが、頭を大きく描きすぎて収められなかったというようなことにならないようにします。

大きく形をつかむには、まず頭から大きな布をかぶせたようにうすい線をひきます。その中に人物がいるようにします。布が当たっているはずの部分を強めに描くようにします。頭~首~肩~腕、さらに肩~胸~胴~腰~足のうち、布が当たる部分に強めの線を入れていきます。

そうすると、すでにポイントとなる抑えたい部分については描けていることになります。これを結んでいくと大きな人体の形はとれていくでしょう。

それから体のいろいろな部分の長さの比をそれぞれ知っておくと役に立ちます。

クロッキーをすこしずつ続けて練習していると、弱々しく自信なげな線だったのに、いつのまにか躊躇せずしっかりと描けて行くことに気づくでしょう。そして徐々に人物を立体のかたまりとその向きとして捉えることができてきます。

光の陰影も立体であることをイメージしながら描くようにすると、わりと正確につかめるようになってきます。

2018年2月14日水曜日

水彩画の色の練習問題

水彩画の色ぬりについての練習問題です。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。なお、( )内に選択肢があるときには正しいほうを選ぼう。

(1)絵の具の使い方
まずは、水彩絵の具の使い方です。絵の具をチューブから出す量を米粒程度だとすると、水を(①半滴 4、5滴)ほど加えます。

最初は(②薄い 濃い)かなというぐらいで、全然問題ないです。濃い色はいきなり紙にのせるとあとは収拾がつかなくなりますが、薄い場合には乾いてしまえば、上から濃い色をのせることができますし、重ね塗りで色に(③こく 深み)を出すことなどもできます。

乾かないうちに、すぐ隣を塗ろうとして、滲んでしまったり、混ざってしまい汚くなってしまうことがあります。これも急いで隣を塗ろうとせず、他の部分から仕上げていき、画面の(④乾き ざらつき)具合を見ながら、接しているところを塗っていくと、失敗しません。

色塗りはたくさん塗るところから、薄めにがポイントです。

色は、絵の具のチューブからそのまま出した色でなく、多少(⑤混色した 混色しない)ほうが自然な色あいになります。したがって、使う色だけでなく、(⑥彩度 色相)の似たものを(⑦離して 隣になるように)並べておき、チューブから前もって出しておくと混色しやすいです。

混色する際は、パレットの(⑧狭い 広い)面を使い色の調子を整えます。必ず少し多めに混色した色を作ります。そうしないとその色が途中でなくなるとまたその色を作らないとなりません。しかも同じ色を作り出すのはなかなか難しいからです。

2)筆の使い方
それから筆の使い方。水彩画の場合には筆洗の水を(⑨替えて 替えないで)使っている人がいますが、これが失敗の原因となりやすいです。筆洗の水は必ず複数に分け、(⑩澄み にごり)始めたら換えるようにします。

そうしないと筆についた色のために混色したときなどが分かりにくいですし、使っているうちに色が(⑪澄んで 濁って)きます。

筆も一本だけでなくたとえば白っぽい色用と黒っぽい色用というふうに複数の筆をもって使うといいです。もう一度同じ色を使いたいということはよくあります。そのたびに筆を洗うより複数の筆を使い分けるほうが効率がいいです。

(3)色を塗る際の絵に対する注意点
今度は絵全体についてです。ずっと画面に顔を近づけて描くのではなく、途中で絵(⑫に近づいて から離れて)色の調子を見ます。実際の場面と、自分の絵がどう違うか、絵の具で表現するにはどうすればよいかよく考えて色をつけていきます。


答え ①4、5滴 ②薄い ③深み ④乾き ⑤混色した ⑥色相 ⑦隣になるように ⑧広い ⑨替えないで ⑩にごり ⑪ 濁って ⑫ から離れて

2018年2月7日水曜日

絵が描けるようになりたい

絵を思うとおりに描けるようになりたい。多くの人は一度はそのように思うでしょう。

歌を上手になりたい。踊りを思うままに踊れるようになりたい。などこういった芸術に関することは一度はそう願うものです。

それにはどうしたらいいでしょう。私も自分のことを振り返って考えてみました。やはり「好き」になることがいちばんではないかと思います。

絵が好きな人はどれだけ描くことに時間を使っても苦になりません。そんなに自由な時間が合ったら思う存分描いてみたいと思っていた絵を描くでしょう。そして自分なりに充実した時間をすごすことができるでしょう。

それが一番だと思います。上手になったり、人が認めてくれたりするのはそのあとでチャンスが出てくるのだと考えます。やはり日々描き続けている人ほど上達もしますし、そうした目に留まる機会やチャンスも訪れやすいでしょう。

何も描かずしてチャンスから訪れてくるというようなことはほぼないに等しいでしょう。やはり、継続は力なりで、続けた人にはそれだけの蓄積ができます。これは他には変え難いことです。









2018年2月1日木曜日

海を描く 練習問題

海を描く際の様々なポイントに関する練習問題です。

1.次の問いに答えよう。

(1)海を描く際の一般的な注意について、最も適当なものを記号で選ぼう。
 ①日陰で描くよりも日なたで描く方がよい。
 ②波打ち際や防波堤の先端、がけなどで描くことは避ける。
 ③活気のある状況を描くため、人々や車の行き交う魚市場や漁の様子を身近で描く。

(2)海を描く際のポイントについて、最も適当なものを記号で選ぼう。
 ①遠景、中景、近景と遠近感を考慮した構図で描く。
 ②対象の配置や質感を考えて、三角形の頂点の位置にものを組み合わせる。
 ③色の対比や相互の関係を理解して、対象物の色を決める。

(3)海を描く際のポイントについて、最も適当なものを記号で選ぼう。
 ①海も空も青なので同じ色で塗る。
 ②海の特徴を示す波のかたちや白波、遠くと近くの色の違いに配慮してみる。
 ③海の周囲の風景や、灯台、船などは海というテーマにふさわしくないので入れない。

(4)海の風景の描き方について適当なものを入れよう。
 ①見取り枠を使って構図をきめることはよくない。
 ②波の数やかたちは正確にデッサンするとよい。 
 ③余分なもの(広告や電柱など)は省いたりしてよい。


(5)風景の一般的な描き方について適当なものを入れよう。
 ①近くは淡く、遠くははっきり描くとよい。
 ②遠近感をあらわすには、一般的に遠くのものほど大きく描く、
 ③海はどこも同じ塩水だから同じ色で塗るとよい。
 ④船を構図の中にとり入れて描いても構わない。

答え (1)② (2)① (3)② (4)③ (5)④