2019年4月19日金曜日

色についての練習問題2

上とは違う場所を穴埋めにする問題です。

1.次の分の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢があるときは正しい方を入れよう。

色の中で、色みのあるものを( ① )色といいます。それに対して色みのない、灰色や黒、白などを( ② )色といいます。

色の三要素
色には、( ③ )の3つの要素があります。このことを色の三要素といいます。(1)~(3)にまとめます。

(1)彩度とは色の鮮やかさのことです。なかでも灰色の混じっていない純色が最も彩度が(④高い 低い)です。
(2)( ⑤ )とは色あいのことです。有彩色にはこの色みがあります。
(3)明度は色の明るさのことです。

様々な色のグループ
純色に灰色が混ざった色を( ⑥ )色といいます。純色に白が混ざると( ⑦ )色、純色に黒が混ざると( ⑧ )色といいます。

有彩色を色味が似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを( ⑨ )といいます。色相環の中でちょうど反対側にある色同士を補色といいます。

混色でできない色
色を混ぜてもできない色があります。それを( ⑩ )といいます。絵の具などの色料の場合には、黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)が色料の三原色になります。これらを混ぜていくと明度が低くなります。このことを( ⑪ )混色といいます。

これに対して色光の場合には、赤(レッド)、青(ブルー)、緑(グリーン)を色光の三原色といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が高くなるので、( ⑫ )混色といいます。

答え ①有彩 ②無彩 ③彩度、色相、明度 ④高い ⑤色相 ⑥濁 ⑦明清 ⑧暗清 ⑨色相環 ⑩三原色 ⑪減法 ⑫加法

2019年4月12日金曜日

構図とは

絵を描くときは自由にのびのびと描くのがいちばんです。できれば絵をみる人に描いたおもいを感じとってもらえるいくつかの基本があります。構図もそのひとつです。

構図は画面の全体を統一感をもたせます。以下に示す構図の基本をとり入れて、絵の主題に合うようにします。すると画面にバランスや安定が生じます。では例をしめします。

(1)水平線構図
これは絵によくとり入れられている構図で、風景を描く際の基本です。横に広がる地平線や水平線を左右にのばして描いて空間が左右に拡がり、つづいているように感じます。海景、田園風景などの作品でよくつかわれます。

(2)対角線構図
たとえば遠くまでのびる道沿いの建物など、画面を対角線であらわす構図です。1点透視図法などはある1点に画面が収束していきます。視点は自然にその収束する場所に集まります。したがってその空間に奥行きを感じ、遠近感を強調できます。

(3)三角形構図
ほぼ三角形の頂点付近に絵の主題をそれぞれ置き、安定感のある構図です。風景画、人物画、静物画いずれでも取り入れられ、画面に安定感や落ち着きが得られます。

(4)垂直線構図
木々が生育する林、道沿いの街路樹など、上下の方向に空間が広がるようすを感じとれます。


2019年4月8日月曜日

遠近感の表現法(図入り)

さまざまな絵を描いていて、遠い場所と近くの違いをしっかり表したいなときっと思うことでしょう。その技法について紹介します。図をようやく描くことができましたので、もう一度投稿します。


ある風景や物体について遠近法を使って距離感や空間の広がりを感じさせるように、平面を描くにはいくつかの方法があります。
1一点透視図法
まず一点透視図法です。消失点となる点が水平線上のある一点に集まっていく描き方です。

道路や街路樹などまっすぐに水平線のかなたに続く様子を表す際に用いられる手法です。レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」などはこの描法です。画集やネットで画像を見ることができたら見てください。中心にいるキリストの頭のところに消失点が来ます。

2二点透視図法
次に1つの水平線の両方の端に消失点がひとつずつある二点透視図法です。直方体の物、例えばビルや建物を描く際にはそのかたまりを表現しやすいです。立体感も感じやすいです。

3三点透視図法
三点透視図法は、(2)の二点透視図法にように1本の水平線の両方の端に消失点がひとつずつある上に、さらに縦になる方向にもうひとつ消失点があります。カメラのレンズを通じて見たように遠近感が強調されます。迫力のある立体感を表したいときに使います。

4空気遠近法
最後に空気遠近法。遠くのものは濃い色ではっきりと描き、遠くにあるものは薄い色でぼんやりと描くことで遠近法を出します。ルネッサンスの時代にはレオナルド・ダ・ビンチが研究したといわれています。実際に「モナ・リザ」の背景に使われています。

この4つを図法をおもに中学校で習います。(4)については習わないこともありますが、趣味で絵を描く場合にはぜひ取り入れたい手法です。



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中学 実技4科 得点UP問題集: 内申書で差がつく (中学得点UP問題集)

2019年4月5日金曜日

絵を描く道具

絵を描くには様々な用具があります。今日はおもな筆やペンについて紹介します。

鉛筆

まず、デッサンやクロッキーを行うとすれば鉛筆を使うことが多いと考えます。2B~4Bぐらいのやわらかめの鉛筆がデッサンには向いています。

消す際にはプラスチック製の消しゴムや練りゴムを使います。練りゴムとは形が変えられる消しゴムです。デッサンと言えば、本格的には木炭(木を蒸し焼きにして炭にしたもの)で描くことがあります。そして消す際にはパンの白い部分を使うこともあります。

鉛筆で描く際には、クロッキーの場合には短時間(数分~数10分間)で描きますからあまり細かい形にはこだわらず、大まかに大胆に描くようにします。その際に鉛筆を水彩筆をもつようにして描きます。

鉛筆は太さや濃さを自由に変えることができますので、様々なスケッチに用いることができます。色の濃淡や調子、物の材質感なども表すことができます。

ペン

ペンは細書き用のペンをよく用います。消すことはできませんから、鉛筆以上に思い切って描くようにします。影の部分や暗い部分には斜線を引くなどして濃淡で表します。硬い感じの細い線になります。

材質として竹や木を使った竹ペンや割りばしペンなどもあります。その場合にはインクをつけながら描きます。

パステル

幼稚園や小学校でよく使ったクレヨンは、油などで顔料を練って固めて使いやすくしたものです。それに対してパステルは顔料に少量だけアラビアゴムを加えてあります。したがって、パステルは紙にのせても鮮明な色がそのままのります。しかし、剥落しやすいので定着させる必要があります。紙の上で重ねたり、塗ったり、ゆびでこすったりすることが可能です。

独特な味のある線が得られます。

習字用の筆や水彩用の筆だけで、絵を描くことができます。水をしみこませてにじませたり、ぼかしたりさまざまな技法を使うことで、思いがけない効果を得ることができます。慣れてくるとあらかじめ、予想されたようににじませたりぼかしたりすることができるようになります。


濃淡や太さを自由に変えることができます。一般にやわらかい線が得られます。

2019年4月1日月曜日

粘土で作る

粘土でさまざまな立体を作ることがあります。例えば「手」、「頭」や「人物」などの像をつくることがよくあります。その作り方の概要を説明します。

粘土で様々な像を作るには、けっこう粘土は重いので、その重さに耐えるために心棒をつくり芯にします。心棒には針金を巻いたり、木材を立てたりしてつくります。しっかりした台にこれらの心棒を固定します。

いずれにしても心棒にはしゅろ縄をぐるぐると巻いて粘土がつきやすくしておきます。

針金を心棒にする場合には、でき上がりを考えて大まかな形に針金を曲げておくことで、形をつくりやすくなりますし、粘土もつきやすくなります。木材の心棒の場合には細かい形にこだわらなくてよいです。

粘土をつけていく際には全体の大きな形を捉えてつけていきます。その際にバランスを大事にします。そして少しずつ細かなところに視点を移しつつ、粘土を余分につけたり削ったりして仕上げていきます。

その際にも全体の大きなかたまりをたえず離れた位置から確認して、バランスが取れているか確認します。像の動きや生き生きした感じが大切です。

それでは次の粘土で像を作ることに関する練習問題を解いてしっかり理解していきましょう。

1.次の粘土の像を作る手順(1)~(5)について順番に数字をならべよう。
(1)心棒にしゅろ縄を巻いていき粘土を付着しやすくします。
(2)心棒には針金や木材を台に打ち付けてしっかり固定します。
(4)対象をよく見てスケッチをします。
(3)いきいきした動きのある様子を大切にしながら細部に粘土をつけていきます。
(5)大まかに全体を見ながら粘土をつけていきます。

答え (4)→(2)→(1)→(5)→(3)



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