2016年1月9日土曜日

鑑賞 ミレーのまとめ

ミレーバルビゾン派を代表する画家です。彼について要点をまとめます。
マリーゴールド

ミレーは、パリで肖像画家として結構仕事がある画家でした。しかし人々がミレーの画業(ロココ風の女性像が多かった)を皮肉っぽくあざ笑うかのような言葉を耳にし、我に返ったといわれています。

その後は都会の喧騒に嫌気がしてパリを離れ、郊外のバルビゾンに家族を引き連れて移り住み、農民の生活などを描く画家となります。

その後は皆さんがご存知の代表作のひとつ「種まく人」[晩鐘」[落ち穂拾い」など傑作の数々を残します。この種まく人は彼が引っ越して最初の作でしたが、展覧会で画家たちに影響を与えることになります。

彼の絵には新しさがありました。それまでの新古典派でもロマン派の絵でもない彼の絵に新しさを感じ取ったのです。彼の絵は絵の対象がこういった世界にもあり、これこそが人間の生き様を捉えた絵だと評価を得ます。


バルビゾンは小さな村でしたが、画家たちが集まるようになり、一時は100人を越えるほどだったようです。パリの都会的な風俗よりも素朴な農村の情景を好む画家たちでした。

彼らはバルビゾン派と呼ばれるようになりました。ミレーのほかにコロールソーなどがいます。彼らの絵は貴族たちの趣味には合いませんでした。

代表作のひとつ「種まく人」は山梨県立美術館とボストン美術館にあります。

もっと知りたいミレー―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

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