2015年12月4日金曜日

色を整理しよう

色にはいくつかの要素があります。それを整理しておきましょう。

(1)無彩色と有彩色
色みを持たない色のことを無彩色といいます。無彩色は明度の違いしか持たず、彩度や色相はもっていません。例えば、黒、灰色、白などが無彩色の仲間です。
色みを持つ色のことを有彩色といいます。例えば、赤、青、黄などが有彩色の仲間です。明度、彩度、色相の3つを合わせ持ちます。

(2)色相
赤、青紫のように有彩色の色みのことを色相といいます。色みの近いものを近くにして有彩色を丸く並べていったものを色相環といいます。色相環のなかで向かいの位置にある色同士のことを補色といいます。例えば12色相環の場合、赤の補色は青緑です。

(3)明度
色の明るさの度合いを明度といいます。最も明度の低い色は黒で、最も明度の高い色は白です。

(4)彩度
色のあざやかさのことを彩度といいます。それぞれの色相の中で最も彩度の高いものを純色といいます。純色に白が混ざると明清色、純色に黒が混ざると暗清色といいます。純色に灰色が混ざったものを濁色といいます。

絵の具は、シアン(緑みの青)、イエロー(黄)、マゼンタ(赤紫)の三色を、色料の三原色といいます。これらは混ぜ合わせると、必ず明度が低くなっていき、3色を混ぜると黒になります。これを減法混色といいます。

光は、ブルー(青)、グリーン(緑)、レッド(赤)の三色を、色光の三原色といいます。これらは混ぜ合わせると、必ず明度が高くなっていき、3色を混ぜると白になります。これを加法混色といいます。たとえば赤と緑の光を重ねると黄の光ができます。


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