絵には様々な種類があります。主なものを説明しましょう。
(1)風景画
風景を描いたものです。さまざまな風景について皆さんは目にすることができますね。その中で自分が印象に残る場所を見つけて、絵にしたものを風景画といいます。
川や山、海、木々などの自然、船や道、建物などの人がつくったものなどさまざまです。これらを組み合わせて書くことも可能です。
こうしたものは朝、昼、晩など一日のうちの時間帯でも表情を変えます。そして季節でも様子が変わります。
人などを点景で加えると絵に活き活きとした様子が伝わってきます。
(2)人物画
人物を中心に描いた絵を人物画といいます。同級生や先生、家族、友達などを描きます。どんなポーズをとるかについては、11月28日のブログに書きました。その部分に詳しく書いていますのでそちらを見てください。この画面の左サイドの「ブログ
アーカイブ<11月<人物画のポイントをつかもう」で入れます。
一人だけでなく何人かを組み合わせたものを群像といいます。その場合にはそれぞれの人のポーズから、まとまりのある画面にすることが大切になります。
人物のバックはモノトーンにする場合と、その人の生活や好みのものなどを入れる場合があり、それぞれの目的に応じて使い分けします。
(3)静物画
花や、つぼ、果物、野菜、生活の道具など身の回りの中で面白い、興味を持ったものを描きます。形や色、質感など、それぞれのものがもつ特徴をとらえて描き分けます。それぞれの配置や数などをバランスを考えて配置します。それらのものの下にしわを与えた布や紙を敷いたり、そばに本や雑誌などを置く場合もあります。
(4)構想画
考えたことや空想などを描いたものを構想画といいます。絵になる主題を決めて、それについてイメージを膨らませて画面を組み立てます。
その想いや考えがうまく伝えられるように、資料を調べたり、写真を撮ったり、スケッチをしたりして、画面を作っていきます。
空想ですから制限はありませんが、効果的に伝えられる技法や構成、色彩など何度か下書きを繰り返して、まとめて行きます。ちょうど先日のブログ(12月8日 ポスターをつくろう)の手法とよく似ています。
それからこれらを組み合わせることも絵の楽しさです。風景画といっても見えたとおりに電線や看板などを描く必要はありませんし、気に入ったものがあれば画面に取り入れて構いません。
山の高さや位置なども自由に動かして構いません。自分が見た風景の面白さや感動が、絵を通じて伝わってくることこそが、絵の持つ楽しさであり表現の自由さです。人物画や構想画でも同じです。あまり形式とらわれ過ぎないようにします。
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