日本の伝統建築でいまもなお使われている書院造について鑑賞の理解をすすめましょう。
問1.伝統的な日本の部屋のつくりについて以下の問いに答えよう。
(1)次の文は、日本の部屋のつくりの役割について書かれたものです。下の選択肢のア~エから適当なつくりの名称を選ぼう。
ア.部屋と部屋を区切る仕切りです。取り外してしまえば大きな部屋として使えます。
イ.絵や文様を配してあり部屋の雰囲気を引き立てます。広い部屋を区切って使うこと
もできます。
ウ.部屋の中で格式の高い場所で掛け軸や工芸品を飾ることがあります。掛け軸は季節
ごと、行事ごとなどに掛け変えます。
エ.勉強机のような場所。外のあかり取りにもなり昔はここで書物を読んだり、文を書
いたりした。
選択肢: 襖(ふすま) 床の間 付書院 屏風
答え(1)ア)付書院 イ)床の間 ウ)屏風 エ)襖(ふすま) (2)①エ ②ウ ③イ ④ア
問2.次の問いに答えなさい。
日本の伝統的な美術工芸品は、その多くが(①)の中で鑑賞され、使われるためにつくられてきました。
例えば、絵は紙のまま見るのではなく、(②)や掛軸に装丁して用いられました。そしてこれらは、日本の独特の部屋のしつらえに合う形で生かされる(③)として生活の中で使われました。
そういった美術工芸品とともに、花や風物などを組み合わせてしつらえられた空間は、(④)を表現するものであり、訪問する人への(⑤)の心(心遣い)を表現してもいます。
一方、襖絵は部屋を使う用途によってその図柄や表現・技法などがかなり違います。例えば、京都の江戸初期に作られた二条城を例にあげましょう。
この城の中でも、将軍と諸大名が謁見する(⑥)には、金箔を貼った襖に大胆で豪壮な大きな松が(⑦)に描かれています。これは幕府の威厳を効果的に諸大名に知らしめる効果があったとされています。
これに対し、最も奥にある将軍がゆったりとくつろぐ(⑧)には、(⑨)た風景が水墨画でおちついた筆致で描かれ、将軍とその家族たちの心をなぐさめるように描かれています。
選択肢: 大広間 豪華 白書院 落ち着い 暮らし 屏風 道具 美意識 もてなし
答え ①暮らし ②屏風 ③道具 ④美意識 ⑤もてなし ⑥大広間 ⑦豪華 ⑧白書院 ⑨落ち着い
0 件のコメント:
コメントを投稿