2015年12月20日日曜日

色の持つ効果

色をうまく組み合わせることで様々な効果を生み出すことが可能です。

例えば次の図を見てください。どちらもバックの色は同じです。中心の○の部分だけ変えてあります。どちらの○の方が飛び出して見えるか一目瞭然だと思います。

基本的に暖色系の色は飛び出して見えますし、彩度が高い色もそうです。また明度の違いであれば明度は高いほうが飛び出して見えます。こういう色を進出色といいます。

それに対して、基本的に寒色系の色は後退して見えますし、彩度が低い色もそうです。また明度の違いであれば明度は低いほうが後退して見えます。こういう色を後退色といいます。

色を組み合わせる(配色)ことで、さまざまな印象を持たせることができます。色をおくバックの配色を変えるだけで、中心部の色の印象を変えたり、違った色に見せたりすることができます。これには彩度対比、色相対比、明度対比があります。下の図を見てください。

(1)彩度対比
左右で比べますと中の丸は同じ彩度ですが、背景の彩度が違うと右の方が鮮やかな色に見えませんか。
(2)色相対比
左右で比べますと中の丸は同じ色相ですが、背景の色相が違うと左の方が青っぽい色に見えませんか。
(3)明度対比

左右で比べますと中の丸は同じ明度ですが、背景の明度が違うと右の方が明るい色に見えませんか。

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