2019年4月12日金曜日

構図とは

絵を描くときは自由にのびのびと描くのがいちばんです。できれば絵をみる人に描いたおもいを感じとってもらえるいくつかの基本があります。構図もそのひとつです。

構図は画面の全体を統一感をもたせます。以下に示す構図の基本をとり入れて、絵の主題に合うようにします。すると画面にバランスや安定が生じます。では例をしめします。

(1)水平線構図
これは絵によくとり入れられている構図で、風景を描く際の基本です。横に広がる地平線や水平線を左右にのばして描いて空間が左右に拡がり、つづいているように感じます。海景、田園風景などの作品でよくつかわれます。

(2)対角線構図
たとえば遠くまでのびる道沿いの建物など、画面を対角線であらわす構図です。1点透視図法などはある1点に画面が収束していきます。視点は自然にその収束する場所に集まります。したがってその空間に奥行きを感じ、遠近感を強調できます。

(3)三角形構図
ほぼ三角形の頂点付近に絵の主題をそれぞれ置き、安定感のある構図です。風景画、人物画、静物画いずれでも取り入れられ、画面に安定感や落ち着きが得られます。

(4)垂直線構図
木々が生育する林、道沿いの街路樹など、上下の方向に空間が広がるようすを感じとれます。


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