2018年11月19日月曜日

彫刻についての説明

年賀状に版画をやった人もいたかもしれません。ここでは主に木や石を彫る彫刻について説明します。

彫刻は大きく分けると、その技法によって2つの種類に分けられます。形が自由にできる可塑(かそ)性のある粘土などのような素材を、木や針金を心棒にして、紐などを巻きつけた上にぺたぺたとくっつけて製作するものを塑造(そぞう)といいます。それに対して石やのかたまりなどを彫ってある像を作ることを彫造といいます。

たとえば粘土でレリーフ(浮き彫り)を作る際に、粘土板に木片をくぎで打ち付けるは、粘土が落ちてしまわないようにするためです。

それから木などでレリーフを作る場合には、立体の持つ厚み奥行きなどが十分感じられるように、その表し方を工夫しながら製作する必要があります。

ここまでをまとめますと、
(1)塑造モデリング…骨組みに粘土など材料をくっつけていく方法。つけたリ取ったりなどの修正が可能です。大きな面で捉えていくことがポイントになります。


(2)彫造(カービング)…木や石などのかたまりを外から彫っていく方法。必ず途中で何度も離れて見て、バランスを考えます。次にどこを彫ればいいか印などをつけていくといいでしょう。彫りすぎると修正ができません。したがってあらかじめ、デッサンなどを繰り返して構想をしっかり練ったうえで、製作するとうまくいきます。

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