2016年9月29日木曜日

工芸品をつくる

日常の生活に必要な使いやすさや美しさを兼ね備えた道具を工芸品といいます。

工芸品を作る際には材料を選ぶ必要があります。材料には、木、紙、金属、土、ガラスなどがあります。

こうした材料の中から目的の品に適した材質のものを選びます。

例えば曲げたり編んだりするには、糸、ひも、竹、籐(とう)などが線材として使えます。

曲げたり、折ったり、切ったりする細工を行うには、金属の板や紙などが面材として適合します。

削ったり、組み合わせたりするには、土や石などの塊材がうってつけです。

それではそれぞれの材料ごとの特性について説明します。

木は、手になじみ、温かみがあります。様々な加工がほかの材料と比較して容易です。ただし、木目があるので細工する際に注意が必要になります。

金属は、冷たく硬いです。しかし丈夫です。展性や延性といった性質を持ち、たたいたり伸ばしたりする細工に向きます。ほかの材料と比較すると加工しにくいです。

紙は、やわらかです。曲げる、折る、編むなどさまざまな加工が容易です。ただし水にぬれると変形したり、燃えやすかったりするなどの性質があります。

土は、かたちを作ることが容易です。いったんかたちをつくり、乾燥させるとその形を維持します。高い温度を加えると、とても丈夫で変形しなくなります。


ガラスは、かたいですが、高い温度で溶かすことができ、その状態ならばさまざまな形状に加工できます。そして冷えるとその形を維持できます。落としたりたたいたりするともろい欠点があります。光を通すことができます。
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