人体についてはある寸法に法則があります。
①頭の大きさを1とすると身長は7の比になります。
②手を真横に広げるとほぼ身長と同じです。
③腕からひじまで、足の長さ、頭の大きさはいずれもほぼ同じです。
④眉間の位置は頭の大きさのちょうど2分の1です。
こういった基本的な比を知っておくと、クロッキーやデッサンの際に大幅な修正をしないで済みます。
人物画の構図は、横向きでしたら向いているほうをすこしだけ広めにとると落ち着いて見えます。前向きの場合には胸像がよく用いられます。
頭だけの(頭像)の場合には頭の上の空間を少しとり、首も描くようにします。全身像の場合には必ず全身が入るようにします。
そして描く人物の表情だけでなく、その人物が持っている感情や内面が表せるようになるとその絵は成功しています。少し上向き、少しうつむき加減など感情にふさわしい表現になるようにいろいろ描き比べてみましょう。
そういった内容を効果的に表現するには、色彩に注意を払うといいでしょう。淡い色にするとソフトな感触を与えることができます。逆に濃い色や反対色をバックに置くなどすると強く激しい様子を添加することができます。
0 件のコメント:
コメントを投稿