本日、このブログを開設しました。中学生たちに実技教科としての美術をわかりやすく説明するブログにしていきたいと思います。よろしくお願いします。
さてさっそく今日は、絵を描くときに皆さんが苦労する「遠近法」について説明します。遠近法のうち、
①線遠近法
②空気遠近法
について説明しますね。
①線遠近法
これは技術家庭科や数学でもよく使われる透視図法で空間を表します。透視図法には
(1)一点透視図法
近いほうから遠いほうに向かって一点に収束していくように描きます。立方体を描くと奥に向かってすぼみ、ある一点に向かうように見えます。この点を消失点といい、目の高さになると同時に、地平線上にあるように描きます。
(2)二点透視図法
近いほうから遠いほうに向かって地平線上の二点に収束していくように描きます。立方体を描くと二面のそれぞれが奥に向かってすぼみ、一点に向かうように見えます。この2つある消失点は目の高さにあると同時に、地平線上にあるように描きます。
(3)三点透視図法
近いほうから遠いほうに向かって地平線上の二点に収束していくように描きます。立方体を描くと二面のそれぞれが奥に向かってすぼみ、一点に向かうように見えます。
この2つある消失点は目の高さにあると同時に、地平線上にあるように描きます。三点透視図法に関してはもう1点消失点があります。これはどう描くと思いますか。
これに関しては、上下いずれかの方向に向かって収束していった先に消失点をもっていきます。つまり、消失点が地平線上に2点あるほかに、もう1点あり合計3点あることになります。
近くと遠くの場所のそれぞれにいる人物を描く場合、それらの人物の背の高さがほとんど同じとすれば、絵を描いている人物が立って絵を描いているとして、近くにいる人も遠くにいる人もみな頭の位置を同じ高さになるように描くと自然に見えます。
②空気遠近法
空気遠近法は、近くは濃い色ではっきり大きく描き、それに対して遠くのものは、淡い色でぼんやりと小さく描きます。レオナルド・ダ・ビンチがモナリザの背景などを描くのに使った例が有名です。美術の教科書や資料集で見てください。
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中学 美術を ひとつひとつわかりやすく。
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