2016年2月1日月曜日

日本古来の「かさね」の色

日本には古くから染物や染料で好まれた色があります。源氏物語にも様々な装束の色や「かさね」の表現があります。

たとえば「桜のかさね」とは紅梅の色の布に紗のような透ける布を重ねて、紗を通して下地の紅梅の色が、桜の花びらのような淡い桃色に近い色として微妙な色みの表現がなされています。季節ごとにこうした色の装束をつけて、季節感をあらわし、楽しんだようです。

このような色使いはかさねの色目(いろめ)といわれます。四季の目書くな日本ならではの日本人の感性が感じられます。

ほかにも「萩のかさね」や「雪の下のかさね」など色もそうですが、語感も日本的で何とも奥ゆかしく感じられます。

下図は「桜のかさね」です。

桜のかさね


かさねの色目―平安の配彩美 (京都書院アーツコレクション―色彩 (4))

0 件のコメント:

コメントを投稿